このような疑問をもっている人に向けて記事を書きます。
2022年2月25日、気象庁から「夏の天気予報(暖候期予報)」が発表されました。
予報によると、ことしの夏は暑くなりそうです。
今回は、気象庁から発表された「暖候期予報」の内容を解説します。
2022年夏は全国的に気温が高くなりそう
2022年2月25日、気象庁から「暖候期予報」が発表されました。
暖候期予報は年1回、2月下旬に発表される情報で、その年の夏の気温と降水量が予想されます。
今回の暖候期予報によると、ことしの夏は暑くなりそうです。
上図は夏(6月~8月)の平均気温の予想です。
暖候期予報は、「気温は〇℃の予想」といった具体的な数字では予報しません。
「気温が平年より高くなる確率が〇%」というように、確率で予報します。
図を見ると、ほとんどの地域が赤色(=平年より高い)の予想です。
各地域の予報
- 北日本:平年より高い
- 東日本:平年より高い
- 西日本:平年より高い
- 沖縄・奄美:平年並みか、平年より高い
暑さの原因は?
なぜ、ことしの夏は暑くなりそうなのか。
その主な原因は、太平洋高気圧が北に張り出すことです。
暑さの原因
- インドネシアやフィリピン周辺の海面水温が高い
- 偏西風がいつもより北の方を通る → チベット高気圧が北東側に強まる
- 太平洋高気圧が北に張り出す
- 地球全体の気温が高い
この夏は、太平洋熱帯域の西部(インドネシアやフィリピン周辺)で、海面水温が高くなりそうです。
海面水温が高くなると、海面から水がたくさん蒸発して、積乱雲が多く発生します。
すると、上空を流れている偏西風がいつもより北の方を通るようになり、チベット高気圧が北東方向に勢力を強めます。
さらに太平洋高気圧も北に張り出しを強めるので、日本付近は高気圧に覆われて暑くなります。
また、温暖化により地球全体の気温が高くなっているのも、原因の1つです。
2022年夏の降水量は平年並みの予想
「暖候期予報」では、気温だけでなく降水量の予報も発表されます。
ことしの夏の降水量は、各地で「ほぼ平年並み」になりそうです。
各地域の予報
- 北日本:ほぼ平年並み
- 東日本:ほぼ平年並み
- 西日本:ほぼ平年並み
- 沖縄・奄美:ほぼ平年並み
とはいえ、梅雨の時期を中心に、毎年のように大雨が起きています。
今後も最新の情報を確認することが大切です。
この夏はいつも以上に熱中症に注意!
今回は、2022年2月に発表された「ことしの夏の天気予報(気温・降水量)」について解説しました。
ことしの夏はいつもより暑い夏になりそうです。
「熱中症に注意する」など、暑さ対策が必要になるでしょう。