節分と言うと2月3日のイメージがあるかもしれません。
しかし2021年の節分は2月2日です。
今回の記事では、どうして節分の日が変わるのか詳しく解説していきます。
節分とは
そもそも節分とは何の日でしょうか。
節分は「季節の分かれ目」をあらわしていて、本来は各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日がそれぞれ「節分」になります。
現在では立春の前日のみが「節分」として残っています。
立春の日が定まれば自動的に前日が節分となる仕組みです。
立春の決め方
立春は二十四節気の1つで、太陽が春分点を通過する日です。
地球は太陽の周りをまわっていますが、その軌道上のどこにいるかで季節が決まります。
軌道上の位置を24分割したものが二十四節気であり、そのうち4点が立春・立夏・立秋・立冬として定められています。
節分の日が変わる理由
地球が太陽の周りを1周するのにかかる時間は365日+5時間49分です。
1年間を365日とすると、地球が春分点を通過する時刻は毎年5時間49分ずつ遅くなってしまいます。
毎年6時間ずつ遅くなっていれば、閏年として4年に1度だけ366日とすると、ちょうど元通りになります。
しかし5時間49分という中途半端なズレのため、4年に1度366日とすると、「(6時間-5時間49分)×4年=約44~45分」だけ補正しすぎることになってしまいます。
そのため4年ごとに約44~45分ずつ早くなってしまうんです。
このズレが重なっていくことで、年によって節分の日付が変更されるようになります。
さらに詳しく
立春の推移を詳しく見ると以下のようになります。
1年ごとに5時間49分遅くなり、閏年になると4年前より約44~45分早くなる、というのを繰り返して、2月3日~5日の間に立春の日となります。
2021年は2月2日が節分、2月3日が春分ですが、前回同じように2月2日が節分となったのは明治30年(124年前)です。
2021年の恵方は南南東!
ただし東北東・西南西・南南東・北北西の4方向しかありません。
陰陽道の考えに基づいて、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)などの十干を基本にして決められています。
2021年の恵方は南南東です。恵方巻を食べるときの参考にしてみてください。