天気の話

台風・ハリケーン・サイクロンのちがい

2021年台風14号

台風・ハリケーン・サイクロンって何がちがうの?海外だと「ハリケーン」??

このような疑問を持っている人に向けて記事を書きます。

台風・ハリケーン・サイクロンはどれも発達した熱帯低気圧ですが、存在場所によって呼び方が変わります。

今回は台風・ハリケーン・サイクロンのちがいを解説し、日本と海外の基準についても見ていきます。

台風・ハリケーン・サイクロンは存在場所がちがう

台風・ハリケーン・サイクロンはどこにいるかによって、呼び方が変わります。

台風・ハリケーン・サイクロンのちがい

  • 台風:北西太平洋・南シナ海に存在
  • ハリケーン:北大西洋・カリブ海・メキシコ湾・北東太平洋に存在
  • サイクロン:ベンガル湾やアラビア海などの北インド洋に存在

地図で見ると以下のようになります。

ハリケーンから台風に変わることも!「越境台風」とは

台風・ハリケーン・サイクロンのちがいは「存在場所」であり、「発生場所」ではありません。

そのため、ハリケーンの領域で発生したあと、台風の領域に移動することがあります。

台風の領域以外で発生した熱帯低気圧(ハリケーン・サイクロン)が、台風の領域に入ってきた場合、この台風を「越境台風」といいます。

「台風」と「ハリケーン」の基準

「台風」と「ハリケーン」は基準値が異なります。

日本だったら「台風」になる場合でも、海外ではハリケーンではなく「熱帯低気圧」になることもあります。

ここで気をつけたいのが、基準として使っている「最大風速」です。

台風は「10分間の平均風速の最大値」ですが、ハリケーンは「1分間の平均風速の最大値」を使っています。

「10分間の平均風速」よりも「1分間の平均風速」のほうが、だいたい2割くらい大きくなります。

例えば、日本で風速10m/sと観測された風は、海外だと風速12m/sくらいに観測されます。

サイクロンについて

サイクロンは「ベンガル湾やアラビア海などの北インド洋に存在する熱帯低気圧」と紹介しましたが、実は「サイクロン」という言葉は他の意味でも使われます。

  • 広く低気圧一般を指すことば(熱帯低気圧や温帯低気圧の区別もしない)
  • 熱帯低気圧(トロピカルサイクロン)の略称
  • ベンガル湾やアラビア海などの北インド洋に存在する熱帯低気圧

■参考
台風について(気象庁)
世界の台風(タイフーン)・ハリケーン・サイクロンの比較(デジタル台風)
台風の分類(デジタル台風)

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