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台風・熱帯低気圧・温帯低気圧のちがい

2021年9月27日

2021年台風14号

台風、熱帯低気圧、温帯低気圧って何がちがうの?強さ?

今回は「台風・熱帯低気圧・温帯低気圧のちがい」を解説します。

台風より温帯低気圧のほうが弱いイメージがあるかもしれませんが、実は台風より強い温帯低気圧もあるんです。

3つのちがいを知って、より正確に天気予報を見られるようにしましょう。

台風・熱帯低気圧・温帯低気圧のちがい

台風・熱帯低気圧・温帯低気圧は、どのようにできているかによって「台風・熱帯低気圧」と「温帯低気圧」に分けられます。

つまり、台風と熱帯低気圧は仲間です。温帯低気圧は別物です。

台風・熱帯低気圧・温帯低気圧のちがい

  • 台風:熱帯低気圧が発達したもの
  • 熱帯低気圧:熱帯の海上に発生する低気圧
  • 温帯低気圧:暖かい空気と冷たい空気によって発生する低気圧

それぞれ詳しく見ていきましょう。

台風

熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)が約17m/s以上のものを「台風」といいます。

台風かどうかは「風の強さ」によって決まります。中心気圧は、台風の定義には関係ありません。

また、台風はどこにいるかも大切です。

「北西太平洋」または「南シナ海」に存在していないと、「台風」と呼びません。
台風の存在領域

熱帯低気圧

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」といいます。

「熱帯低気圧」は暖かい空気のみで作られた低気圧です。

熱帯低気圧の発生メカニズム

①海の上で雲が発生。

②発生した雲が発達して、積乱雲に成長。同時に、渦を巻くように反時計回りの風の流れができる。

③積乱雲が集まってクラウドクラスターを形成。反時計回りの風の流れも強まり、熱帯低気圧になる。

温帯低気圧

暖かい空気と冷たい空気がぶつかってできる低気圧を「温帯低気圧」といいます。

天気予報で「低気圧」と言っているときは、基本的に「温帯低気圧」を指しています。

温帯低気圧は台風より強くなることも

温帯低気圧の横幅は数千km程度もあり、台風よりも大きいことが多いです。

そのため、温帯低気圧では中心から離れた地域でも風が強くなりやすいという特徴があります。

台風から温帯低気圧に変わっても、温帯低気圧として発達すると、広い範囲で暴風や強風が吹いて被害が発生することも。

天気予報で「台風は温帯低気圧に変わりました」と聞いても、安心しないようにしましょう。

  • 台風は中心付近ほど風が強い
  • 温帯低気圧は中心から離れた場所でも風が強い

■参考
台風について(気象庁)
解説:温帯低気圧と台風(気象庁)
台風情報の表示方法等の見直し案について(気象庁)

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