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「放射冷却」とは?晴れるのに寒くなる理由を解説!


 

放射冷却ってなに?
「晴れると寒くなる」ってどういうこと?

 
こんなふうに思っている人に向けて記事を書きます。

天気予報で「放射冷却によって、明日の朝は冷え込みます。」と言っているのを、聞いたことがあるかもしれません。

ただ、「放射冷却」という言葉は使われていても、そのメカニズムが詳しく解説されることは少ないと思います。

今回は「放射冷却」のメカニズムを詳しく説明していきます!
 

「放射冷却」とは?

 
「放射冷却」とは、地面の熱が大気中に逃げて、冷え込みが強まることです。
 

 

物体が外に向かってエネルギーを放出することを「放射」といいます。

地球上のあらゆる物体は、その温度に応じてエネルギーを放射しています。
 

 

日中の「放射」

昼間、太陽が出ている時間帯でも、放射によって地面から大気中に熱が逃げています。

しかし、地面から出ていく熱よりも太陽エネルギーのほうが強いので、地面は暖かくなります。
 

 

夜間の「放射」

夜、太陽が沈んだあとは、太陽からのエネルギーは届きません。

そのため地面から熱が放出され続けて、放射冷却が起こります。
 

 

このとき空に雲があれば、雲が布団のような役目となって、地面からの熱が逃げにくくなります。

さらに雲から地面に向かう放射もあるため、地面の冷え込みは弱まります。
 

 

特に風が弱い日は、冷たく重たい空気は地面付近に溜まりやすくなります。

風が強ければ空気がかき混ぜられるため、地面付近の冷え込みは弱いです。

放射冷却しやすい条件

  • 晴れて雲がない
  • 風が弱い

まとめ:夜間は晴れたほうが寒くなることもある!

今回は、放射冷却について説明しました。

昼間は晴れているほうが太陽エネルギーが強いので暖かくなりますが、夜間に晴れていると放射冷却で冷え込むようになります。

朝晩の寒さが気になるときは、天気もあわせてチェックしてみてください

-天気の豆知識