台風って、そもそも何?どうやってできるの?
このような疑問を持っている人に向けて記事を書きます。
台風の発生メカニズムについて解説するので、台風のキホンを知りたい人は参考にしてください。
台風とは?
熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)が約17m/s以上のものを「台風」といいます。
台風かどうかは「風の強さ」によって決まります。中心気圧は、台風の定義には関係ありません。
また、台風はどこにいるかも大切です。
「北西太平洋」または「南シナ海」に存在していないと、台風とは呼びません。
台風ができる仕組み
熱帯の海上で発生する「熱帯低気圧」が発達すると、「台風」になります。
①海の上で雲が発生。
②発生した雲が発達して、積乱雲に成長。同時に、渦を巻くように反時計回りの風の流れができる。
③積乱雲が集まってクラウドクラスターを形成。反時計回りの風の流れも強まり、熱帯低気圧になる。
④「熱帯低気圧に伴う反時計回りの風の流れ」と「積乱雲が成長する活動(対流活動)」が、お互いに働きを強め合う。これにより、台風の構造を維持できるようになる。
■参考
・図解 台風の科学 発生・発達のしくみから地球温暖化の影響まで (ブルーバックス)
・台風について(気象庁)
・デジタル台風